LESSON 6-4 6-4 外注する場合のやり方
なぜ外注するのか
動画編集は1本あたり3〜5時間かかる作業。これを自分でやり続けるとSNS運用に充てられる時間が枯れる。
外注を活用すると:
- 自分の時間を「企画・撮影・分析」に集中 できる
- 投稿頻度を上げられる(量産→アルゴリズム的に有利)
- 動画作らずバズらせる 状態を作れる(撮影と編集を切り離す)
特に「商品を持っていてSNS集客したい人」には、編集に時間を取られるより本業に時間を使う方がROIが高いことが多い。
6-4-1. プラットフォーム:クラウドワークス
クラウドワークスを使う(日本最大級・ワーカー数No.1)
- https://crowdworks.jp
- 動画編集の依頼数が圧倒的に多く、応募が集まりやすい
- ランサーズ・ココナラ等もあるが、最初はクラウドワークス一本でOK
6-4-2. 募集の手順(7ステップ)
| # | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | クラウドワークスにアクセス | Google検索「クラウドワークス」でトップに出る |
| 2 | 会員登録(無料) | メアドorGoogle/Yahoo!/Facebook連携 |
| 3 | 「新しい仕事を依頼」をクリック | マイページ上部のメニュー |
| 4 | カテゴリ選択 | 「動画・映像・アニメーション」→「YouTube動画作成・編集」(TikTok案件もここで募集する人が多い) |
| 5 | 仕事内容を入力 | タイトル+依頼詳細(次項のテンプレ参照) |
| 6 | 予算と支払い方法を設定 | 固定報酬制/募集人数2〜5人/予算指定 |
| 7 | 応募者プロフを見て契約 | 受注実績・評価・ポートフォリオで判断 |
6-4-3. 募集文の書き方
募集文テンプレ(菜摘が実際に使っている文面)
タイトル例:単価2000円〜ショート動画編集者募集!
案件拡大の為、動画編集者を募集します!
ジャンルは◯◯系です!
<詳細>
・カット、テロップ、演出、BGMまでを一貫して編集。
・素材は全てこちらで用意します。
・動画の尺は30〜60秒です。
<納期>
依頼から72時間以内
(初稿を48時間以内に提出、修正をその後24時間以内に対応いただく)
<単価>
2000円〜
※納品数や動画のクオリティによって単価は交渉可能です。
<必須項目>
・CapCut(PC)で編集できる方
・納期が守れる方
・返信のレスが早い方(12時間以内に返信いただけるとベスト)
<依頼本数>
最初は月10〜15本依頼予定ですが、
将来的には、能力や納品スピードに応じて依頼本数を増やしたいと思ってます。
この募集文で押さえているポイント
| 要素 | なぜ書くか |
|---|---|
| ジャンル明示 | 編集者が「自分に合う案件か」を判断できる→マッチ率UP |
| 作業範囲を一文で | カット・テロップ・演出・BGMまで「一貫」と明示し、後の認識ズレを防ぐ |
| 「素材はこちらで用意」 | 編集者の負担を減らして応募ハードルを下げる |
| 尺の明記 | 1本あたりの作業量が予想できる |
| 納期を細かく分ける | 初稿48h+修正24h=3日で完結。修正フェーズを最初から組み込む |
| 単価交渉の余地 | 「2000円〜」と「交渉可能」で母数を集めつつ良い人材に投資できる |
| 返信レスの速さ | 編集スキル以上にコミュニケーション速度が運用の質を決める |
| 依頼本数の見通し | 継続性を示し、応募者の安心感UP |
この募集文は別資料「募集文テンプレート」として配布
6-4-4. 募集人数の考え方
- 最初は 2〜5人 募集して比較する
- 1人だけ契約は NG(その1人がダメだったら手詰まり)
- 軌道に乗ったら2〜3人に絞る
- 最初の単価は低めでOK(2,000円〜でも1週間で20人ほど応募が集まる)。母数が集まれば、その中から質の高い人を選べばよい。継続契約の中で単価UP交渉する方がROIが良い
6-4-5. 編集者の選び方
大原則:母数を集めてから選ぶ
まずは応募を多めに集めて、やり取りの中で質が高い人を選んでいく のが鉄則。
最初から「いい人だけ来て」と絞り込まず、間口を広く取る方が結果的に良い人と出会える。
質の高い人を選ぶ3つの判断軸
応募者を見極める時に、最も重視すべきは以下の3点。
1. 返信速度が早いこと(最低24時間以内)
運用はスピードが命。レスが遅いと案件全体が遅れる。
- 目安:12〜24時間以内に返信が返ってくる
- 24時間を超える人は早めに見切る
- 募集文の必須項目にも「返信レス12時間以内がベスト」と明記して期待値を揃える
2. 誠意が見えること
単なる「はい、できます」「わかりました」の表層的な回答ではなく、面倒な質問やテスト動画作成にも真剣に向き合ってくれるか。
| 良い応募者 | 微妙な応募者 |
|---|---|
| 「なぜそうなのか」「どうすれば実現できるか」の思考で答える | 「はい」「できます」だけの一言回答 |
| 視聴者心理など多角的な観点から分析できる | 主観的な感想で終わる(「見やすいから」等) |
| できないことは正直に報告し、代替案を提示する | できないことを言わずに納品して齟齬が出る |
| フィードバックに感謝+迅速対応 | 修正の理解力が低く何度もズレる |
3. 編集環境が整っていること
実務的な連携ができる環境かを最初に確認する。
- CapCut PC版で編集できるか
- スマホ版だと画面が小さく細かい編集ができずクオリティが下がる
- 画面が大きいPC版を使っている人を採用するのが鉄則
- プロジェクトデータの共有が可能か
- こちらで細かい修正ができる
- 継続して取り組める時間的余裕があるか
菜摘の実選定プロセス(応募から契約まで)
応募が集まったあと、菜摘が実際にやっている選考フローを公開する。
各ステップで使っている 実物のメッセージ文面 も合わせて載せるので、そのまま流用できる(「○○様」「○月○日」「URL」だけ自分用に書き換えればOK)。
ステップ1:応募文の読み込み
- 募集に応募してきた人の応募文を読む
- テンプレ感だけの応募文は除外候補
ステップ1.5:サービス外連絡の申請
クラウドワークス上のメッセージは長文・URL添付・複数添付ファイルの取り回しが悪い。
一次選考の質問に進める応募者には、まず 「サービス外連絡(直接やり取り)の申請」 を出す。
- クラウドワークスの管理画面から「サービス外連絡を申請」を選択
- 申請理由:選考メッセージ・分析動画リンクなど添付物が多いため
- 承認されると、メール・LINE・Chatworkなど外部ツールで直接やり取りできる
サービス外連絡が通った応募者にだけ、ステップ2の一次選考メッセージを送る。
ステップ2:一次選考メッセージで2つを問う
事業概要と求める人物像(単なる作業者ではなくビジネスパートナー)を伝えた上で、以下の2点を質問する。
旧フローでは「①技術②品質③分析力」の3問だったが、①②は1問にまとめても判断できることが分かったので 2問に統合。
| # | 質問の種類 | 何を測るか |
|---|---|---|
| 1 | 技術+品質要件 | CapCut PC版でプロジェクトデータ共有が可能か/参考動画(10万再生など実績ある動画)と同等以上のクオリティで編集可能か |
| 2 | 分析力 | 伸びた動画/伸びなかった動画を2本提示し、視聴者心理の観点から3つの違いを分析させる |
②は最重要。「なぜ伸びたか」を言語化できる人だけが、本当に再現性のある動画を作れる。
事前準備:分析動画をDriveに用意
ステップ2で「分析させる動画2本」は、応募が来てから慌てて選ぶのではなく、Driveに常設しておく。
- 自分のアカウントから「伸びた動画」「伸びなかった動画」を1本ずつ
- 限定公開のGoogle DriveまたはYouTube限定公開URL
- 一次選考メッセージにそのままURLを貼れる状態にしておく
📩 一次選考メッセージ(実物文面)
○○様
この度はご応募いただきありがとうございます。
長期的に伴走いただけるパートナー様を検討しており、まずは私の事業概要と、○○様の「編集の視点」を伺いたく存じます。
【私の事業実績と提供できる価値】
私は現在、SNSでのショート動画を起点にアフィリエイトやコンテンツ販売を展開しており、月間400〜900件以上の新規リスト(公式LINE登録)を安定して獲得しています。運営する全アカウントの合計フォロワー数は3万人を超えており、1年で2万フォロワーを達成した実績もあります。
私の強みは、大手ECサイトでの7年にわたるデータ分析・マネジメント経験を活かし、「視聴者の立場になって『なぜこの動画が伸び、なぜリスト登録に至ったのか』」を徹底的に仮説検証することです。
そのため、パートナー様には単なる「動画制作」ではなく、「ビジネスを動かすための編集ノウハウ」を、私の具体的な添削を通じて還元できると考えています。
【選考のための確認事項】
上記を踏まえ、以下の2点についてご回答いただけますでしょうか。
1. 運用条件の確認
* 納品時に「CapCut(PC版)のプロジェクトデータ」を共有いただくことは可能でしょうか?
下記方法でプロジェクト共有いただきたいと思っており、確認の上ご返信お願いします。
* 下記、実際に私が投稿して10万再生以上とった動画になります。こちらの動画と同等、あるいはそれ以上のクオリティでの編集は可能でしょうか?
簡単な依頼方法だけご説明しておりますので、こちらもご確認の上ご回答ください。
▼依頼までの簡単な流れ
▼サンプル動画(トーク系動画とアフレコ系動画があります)
https://drive.google.com/drive/folders/1gWbseQ1S_z_pgeppPGegI1mtQazpGMkS?usp=sharing
2. サンプル動画の比較分析
上記問題ない場合、編集者の視点についてお伺いできればと思っております。
私の過去の投稿から「再生数が伸びた動画」と「伸び悩んだ動画」の2本をお送りします。
* 動画A(伸びた): https://drive.google.com/file/d/1qP1XVU3RnyBA51S8PVuEtB1bXYeOFQhq/view?usp=drive_link
* 動画B(伸び悩んだ): https://drive.google.com/file/d/1O_ArzVum0VYmcEalgqLpUwcj0BMbvCtD/view?usp=drive_link
○○様の視点で、「視聴者の心理」を考えた際、AがBよりも優れている(あるいはBに足りない)と感じるポイントを3つほど挙げてください。
【今後の流れ】
ご回答を拝見し、視点が私のイメージに近い方にのみ、改めて「冒頭15秒のテスト編集(有償1,000円)」のご相談をさせていただきます。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答をお待ちしております。
📩 回答受領後の保留メッセージ(実物文面)
回答が来てから次のステップ(テスト依頼)に進めるかを判断する間、応募者を待たせることになる。
ここで連絡を止めてしまうと心象が悪いので、回答を受け取った時点で1通だけ「受領+次のご連絡時期」のメッセージを返す。
○○様
迅速にご回答いただき、誠にありがとうございます。
お送りいただいた分析内容を拝見いたしました。
現在、他の候補者様からの回答も含め、順次内容を精査させていただいております。
「視聴者の心理」を突いた鋭い視点をお持ちか、私の事業方針とマッチするかを慎重に確認しておりますので、次のステップ(15秒テスト)のご案内まで数日ほどお時間をいただけますでしょうか。
選考の結果に関わらず、改めて私からご連絡させていただきます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
ステップ3:回答の質で判断基準表で選別(ここで7割が振るい落ちる)
ステップ2の回答が揃ったら、以下の判断基準表で評価する。
| 判断軸 | 合格ライン | 要注意サイン |
|---|---|---|
| 編集観点の具体性 | 「テロップが◯秒目で◯◯になっている」のように動画の特定箇所を指して語れる | 「見やすかった」「テンポが良かった」など主観だけ |
| 言語化の深さ | 視聴者心理(飽き/離脱/刺さるポイント)まで掘り下げて説明できる | 表面的な編集手法しか語れない |
| 返信スピード | 12〜24時間以内 | 24時間超/不規則 |
| 論理的思考 | 「なぜそうなったか」を仮説立てて答える | 「できます」「がんばります」だけの宣言 |
4軸すべて合格ラインに乗っている人だけ次のステップへ進める。
ステップ4:有償テスト動画を打診(1本1,000円)
- 報酬を支払うことで双方のリスクを下げる(応募者の本気度UP/発注者側も真剣に評価)
- テスト内容は 2部構成 にする:
- 前半:完全再現 — 参考動画のトーン&マナーを忠実に再現(基礎スキルの確認)
- 後半:自由演出 — 素材のみ渡し、視聴者を惹きつける演出を自由に追加(センス・構成力の確認)
- 納期:初稿48時間以内 → 修正含め最終納品72時間以内
📩 テスト依頼メッセージ(実物文面)
本契約に向けた最終選考として、詳細をご案内いたします。
本テストでは「指示への正確な対応力」に加え、「修正時の柔軟な対応力」を拝見したいと考えております。
■1. スケジュール(選考の重要指標)
・初稿提出:素材送付から【48時間以内】
・最終納品:私からのフィードバック後、【24時間以内】(修正1回を含む合計72時間以内)
※実務におけるスピード感と、PDCAを回すための対応力を確認させていただきます。
■2. 報酬・条件
・テスト報酬:1,000円(税込・システム利用料込)
■3. 素材・参考動画
・編集用素材(台本):https://docs.google.com/document/d/1M-oM2suM1z71c0g_dnQXzTJ7KtQdjHG1Iksm-MHS1VE/edit?usp=sharing
・解説動画:https://www.loom.com/share/1861f470c7164240a2fac2af72d20d9d
■4. 編集の指示(冒頭30秒)
① 前半【再現性の確認】:
参考動画のトンマナを「完全再現」してください。テロップのフォント、サイズ、色、タイミング、カットの「間」を重視します。
② 後半【センス・構成力の確認】:
お手本がないパートです。○○様の視点で「視聴者が飽きず、動画を見続けたくなる演出」を自由に加えてください。
■5. 納品形式
以下をクラウドワークス上で提出してください。
完成動画ファイル(MP4形式)
※場合によって、CapCut(PC版)プロジェクトデータも共有いただく可能性があります。
不備や不明点があれば、いつでもメッセージをください。
○○様の視点が反映された動画を拝見できるのを楽しみにしております。
初稿の評価基準(3観点)
初稿が上がってきたら、以下3観点で評価する。
| 観点 | 見るところ |
|---|---|
| 基本 | デッドゾーン回避・テロップの読みやすさ・BGM/SE音量・縦横比9:16・尺感など、編集の基礎ができているか |
| 前半(完全再現) | 参考動画の構成・テロップ位置・カット間隔・音入れポイントをどこまで正確に再現できているか |
| 後半(自由演出) | 視聴者を惹きつける独自の工夫があるか/参考動画にはない「伸ばし要素」を提案できているか |
「基本+前半」が合格なら採用ラインに乗る。後半は 採用後に伸ばす伸びしろ として参考にする。
ステップ5:修正対応プロセスを観察する
ここが最重要。1発目の納品物の質より、フィードバック後の修正プロセスにこそパートナーシップの適性が表れる。
- 修正指示をどう理解するか
- 対応の速さ
- 技術的にできなかった点を正直に報告するか
- 代替案を提示できるか
ステップ6:採用+オンラインMTG
クオリティが合格ラインを越えた人だけ正式採用。
具体的な業務内容のすり合わせはオンラインMTGで対面でやる方が認識ズレを減らせる。
📩 採用連絡メッセージ(実物文面)
○○様
テスト動画の提出ありがとうございました!
内容を拝見しました。
他候補者と比べても、非常にクオリティが高く、
ぜひ今後、○○様に継続的なパートナーとしてご一緒させていただきたいと考えております。
つきましては、本格的なスタートに向けて一度30分ほどオンラインでお話しさせていただけますでしょうか?
■MTGでお話ししたいこと
1. 現在運用しているSNSアカウントの共有と、今後のビジョンについて
2. 実際の素材受け渡し〜制作〜納品までのスムーズな流れ
3. 報酬条件の詳細や、月間の納品可能数の確認
○○様のスキルを最大限に活かせる体制を整えたいと考えております。
■MTG希望日時
以下の候補から、ご都合のつく時間を3つほど教えていただけますでしょうか。
1. ○月○日(○) 22:30〜23:00
2. ○月○日(○) 10:00〜10:30
3. ○月○日(○) 22:30〜23:00
ピンポイントで申し訳ありません。難しければ可能な日時を教えていただければ、こちらでも調整できるか確認いたします。
お忙しいところ恐縮ですが、ご返信をお待ちしております。
📌 上記4パターンの実物文面は、別資料「編集者選考メッセージテンプレ集」にも収録(一次選考/保留/テスト依頼/採用連絡をパターン別に整理)。
採用前段階で失敗を避けるコツ
- 1人だけ契約しない → 必ず複数人並行
- 反応速度が遅い人は早めに切る → 24時間以上のレスは要注意
- テスト動画は必ず実施 → ポートフォリオだけでは判断しない
- 修正対応の質まで見る → 一発目の納品で決めない
【採用後】の運用
6-4-6. 通常の依頼フロー
採用後、1本動画を完成させるまでの実運用フロー。
※採用直後の初回MTGで何を共有するかは 6-4-8 で解説。
動画1本完成までの全体像
[1] 台本作成・演出スタイルの決定 ← あなた(依頼者)
[2] 撮影 ← あなた(依頼者)
[3] 素材アップ ← あなた(Driveに整理)
[4] 細かい素材の指示 ← あなた(第4章で完了)
[5] 管理表記入 ← あなた(情報集約)
[6] 依頼メッセージ ← あなた(テンプレ送付)
[7] 編集・初稿納品 ← 編集者
[8] FB ← あなた(Loom動画)
[9] 修正・納品 ← 編集者
編集者に渡すもの(3点セット)
| # | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| ① | 台本 | 第4章4-3で作成 |
| ② | 編集スタイル参考動画(全体+冒頭の1〜2本) | 第4章4-5で決定 |
| ③ | 管理シート | 依頼内容を集約(→ 6-4-8 D で詳細) |
第4章で決めたものをそのまま渡すだけ。
→ 編集者には「参考動画を完全再現してほしい」と伝える+特に真似てほしいポイントを2〜3個書けば、経験豊富な編集者なら残りも自分で拾ってくれる。
→ 詳しい運用イメージは本章配布物の 運用解説動画(Loom) で実演。
依頼テンプレ(動画ごとに送る指示)
管理シートに必要情報(台本リンク・パターン・参考動画・指示など)を集約しておけば、毎回の依頼メッセージは シンプルでOK。
📌 菜摘が実際に使っているテンプレ:
いつもありがとうございます!
⭕️動画編集依頼
◎台本〇〇〇.△△△
管理表
(管理表URL)
◎締切
〇月〇日 〇時(厳しい場合は事前にご連絡ください)
不明点ありましたらご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
ポイント:
- 管理シートに情報を集約しておくから、依頼メッセージはこれだけで済む
- 締切は必ず記載(「厳しい場合は事前連絡」も明記して心理的ハードルを下げる)
- 個別の編集指示は管理シート側に書く運用
📌 教材購入者には、依頼メッセージのテンプレも配布。実際の依頼の流れ(管理シートに情報を入れる→このメッセージを送る)は本章の運用解説動画で実演する。
6-4-7. 運用のコツ
フィードバックは「毎度・動画」で行う
毎回の納品に対して動画で具体的にフィードバックする のが鉄則。
- まとめてやらない(修正がたまると編集者も混乱する)
- 1本ごとに丁寧に動画FBで返す → 「型」が早く共有でき、修正が減っていく
おすすめツール:Loom(有料)
文章でフィードバックを書くと時間がかかる上に伝わりにくい。
Loom を使うと圧倒的に時短かつ具体的に伝えられる。
- 画面録画しながら自分の声で解説
- 途中で一時停止できるので、編集中でも止めながら撮影できる
- 撮影後にそのまま 共有リンクを発行 して送れる
フィードバックの内容
- 修正指示は具体的に:「もっとテンポよく」ではなく「3:25〜3:40を5秒カット」
- 良かった点も必ず伝える:継続のモチベーション維持
単価UPの考え方
- 編集者から打診されるまで、こちらから単価UPを切り出さなくてOK
- ただし、こちら側で 本数を増やしたい など条件を変えたい時の交渉カードに使える
- 例:「今より本数増やしてもらえるなら、1本+500円で」など
- 単価UPは関係性が安定してから(3ヶ月以上の継続後がスムーズ)
6-4-8. 採用後の初回MTGと編集者マニュアル
採用したら、まず編集者と認識合わせのオリエンをやる。
ここで「ビジネスの目的」「契約条件」「動画のゴール」を共有しないと、
「言われたことだけやる作業者」 になってしまい、長期パートナーシップにならない。
初回オリエンで共有する3つのこと
① 自己紹介・発信内容
- 自分の事業概要(何のSNSをやっていて、何を売っているか)
- 実績ベース(リスト数・売上・フォロワー数等)
- バックグラウンド(育休中/子育て中/本業ありなど。働き方のスタンスを伝える)
② 契約条件のすり合わせ
- 試用期間の内容:最初の数本でクオリティ・コミュニケーションを確認/依頼本数の上限/単価の調整余地(採用前の有償テスト1,000円とは別物)
- 最大月間納品本数(例:週2本/月8本など、編集者側のキャパ確認)
- 週稼働時間と対応不可日(休日・繁忙期の確認)
- 契約書の取り交わし(雛形を用意して送る)
- 連絡ツールの統一(Chatwork/Slack等を決める)
③ 動画のゴールを伝える
- 何のために動画を作るのか:例「リスト獲得(LINE登録)→販売につなげる」
- 何を重視するか:例「冒頭1秒・CTA」
- CTAの狙い:例「コメント記載してもらい再生数を稼ぐ」
ビジネスの全体像が分かると、編集者も「なぜこの編集が必要か」を理解して動ける。
編集者マニュアル(初回MTGで渡す)
採用後は、編集ルールをまとめた マニュアル を編集者に共有する。
毎回個別に説明する手間が省け、品質のブレも減る。
編集者に共有するもの
編集者には マニュアル本体(テキスト) を渡す。
ただし、文章だけだと「マニュアル内容の補足」が伝わりにくいので、
菜摘は 初回オリエン(上記)で口頭説明 をセットで行っている。
編集者への共有物:マニュアル本体 + 初回オリエンの口頭説明
この章で配布するもの(教材購入者向け)
教材購入者がそのまま運用できるよう、以下4点をパッケージで渡す:
| # | 配布物 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | マニュアルに書くべき項目の解説 | この章の本文(次項のA〜H) |
| 2 | 菜摘版マニュアル本体 | 例として、菜摘が編集者に渡している実物を配布 |
| 3 | 運用解説動画(Loom) | 菜摘が「依頼〜動画完成」までどう運用しているかを実演 |
| 4 | 実物テンプレ集 | 管理表/台本シート/依頼メッセージ文/NGワード集 |
①②でマニュアルの作り方を理解 → ③④で実運用イメージをつかむ → 自分のマニュアルを作って編集者に渡す、という流れ。
マニュアルに入れる項目
A. 動画のゴール
- 何のための動画か(リスト獲得・販売・認知拡大)
- 重視する要素(冒頭・CTA・テンポ感)
- ゴールが明確だと編集者も「なぜこの編集が必要か」を理解して動ける
B. 投稿先アカウント情報
- 投稿先のSNSアカウント一覧
- パターン納品の有無(同じ素材で複数SNS用にバリエーション作成する場合)
C. 動画パターンの分類
動画作成のスタイルは 2大別 だけ押さえればOK:
- トーク系(顔出しありで話す動画。これが基本)
- アフレコ系(ナレーション+素材構成)
参考までに、菜摘がさらに細かく分けると4パターン:
- ①トーク系:編集スタイルだけ参考動画から真似
- ②トーク系:参考動画を完全に真似
- ③アフレコ系:DF素材で「顔」中心
- ④アフレコ系:動き早くスピード感
ただし、実際は動画ごとに参考動画を見ないと判断できないことが多い ので、最低限「トーク系/アフレコ系」の2分類で運用は十分回る。
D. 素材・台本・管理シートの場所
マニュアルには各リソースの場所(リンク)と役割を記載しておく。
- 管理シート(Google Sheets):依頼ステータス管理用
- 台本シート(Google Docs):動画ごとの台本(色分けで素材場所を指示)
- 素材フォルダ(Google Drive)
📌 教材購入者には、これらの実物テンプレを 菜摘版 として配布。実際の使い方は本章の運用解説動画で実演する。
E. 編集ルール
❶ 素材・カメラワーク
- カメラの画角切替は 1〜2秒 を意識(または動きを入れる)
- 禁止ワード(後述F)が素材に映り込まないように注意
❷ テキスト(テロップ)
- デッドゾーンに入れない(TikTokのアイコン・検索バー・概要欄と被る位置はNG)
- 中央に配置/上下左右に余白を確保
- 台本の誤字はそのままにする → BANリスクのある単語をあえて誤字で書くことがあるため、修正されると逆に困る
❸ サウンド
- 効果音:指定フォルダから使う(編集者は一括ダウンロード)/テンポ・動きに合わせて多め
- BGM:指定フォルダから使う/音量レベルは参考動画と合わせる
❹ 音声(アフレコ)
- アフレコ音量は 大きめ(重要)
- 息継ぎを違和感ない程度カット、隙間なく詰める(ジェットカット重要)
- 初回はジェットカット段階で一度確認
❺ 納品
- 添削依頼は YouTube限定公開 で提出(添削しやすい)
- パターン納品の場合:1パターンOK後に他パターン差し替え
- OK後は ギガファイル便 で納品+ CapCutデータ共有
❻ その他
- 縦横比 9:16
F. NGワード集
SNSのアルゴリズムでBAN・低評価の対象になる単語をリスト化して共有する。
ジャンルごとに違うので、自分の発信ジャンルに合わせて作る。
例(ビジネス系の場合):
- 金銭関連:円・稼ぐ・収益・売上・報酬・給料・借金・投資・株・年収・利益・金 等
- 誘導系:リンク・LINE・プロフ・URL・あからさまな他SNS誘導 等
- その他:肌の露出が大きい素材/エロ系音声/オリジナリティのない素材
NGワードリストは別資料「NGワード集(ジャンル別)」として配布。菜摘が普段使っているリストをベースに、教材購入者が自分のジャンル用にカスタマイズする想定
H. 注意事項
- マニュアルは 秘密情報 として外部流出禁止と明記
- 必要に応じて更新する旨を明記
- 不明点があれば気軽に相談OKと添える
章末:まずは1本編集してみよう
ルート別の最初の一歩:
自分で編集ルート
- CapCutインストール
- 基本操作の習得
- 伸びてる動画6本(トーク系3本+アフレコ系3本)を完璧に再現
- 完成動画を添削に提出
外注ルート
- 募集文を作成・公開
- 編集者を選定
- 指示書を送付
- 納品確認 → 添削に提出
【特典】動画添削1回付(台本フェーズ+完成動画フェーズの両方を一気通貫で添削)
別資料リンク
- フックワード集スプレッドシート — テキストアプローチの詳細フックワード集(菜摘の自前資料)
- 素材サイトリンク集 — BGM・効果音・画像・動画素材・モーション素材・VFX・高画質化ツール等のフリー素材サイト一覧(菜摘が普段使うサイトをまとめる)
- 募集文テンプレート — 6-4 クラウドワークス向け募集文の雛形(菜摘の実物ベース)
- 編集者マニュアルテンプレート — 6-4-8 編集者に共有する編集ルール集の雛形(動画ゴール・パターン分類・編集ルール・依頼テンプレ等)
- NGワード集(ジャンル別) — 6-4-8 F SNSアルゴリズム対策のNGワードリスト
- 契約書雛形 — 6-4-8 編集者との契約書(菜摘が使っているもの)
- 編集者選考メッセージテンプレ集 — 6-4-5 選考フローで使う4パターン(一次選考/保留/テスト依頼/採用連絡)の文面集